試作対応について
- コピーしました
この記事を印刷する
メールで記事をシェア
このコンテンツはニットーの試作加工体制についてご紹介いたします。
目次
● ニットーの試作対象について
● 試作加工の体制のご紹介
● ニットーで試作を行うメリット
● まとめ
ニットーの試作対象について
ニットーでは両面平面研磨機・片面平面研磨機を多数保有しており、事業の中心となっております。従来はガラスの研磨が中心でしたが、最近では「平面であれば、どんな素材でもチャレンジさせてただく」というスタンスに変え様々な素材にトライしております。
上述のような「平面であれば、どんな素材でもチャレンジする」という環境を可能にしているのは、研磨装置を大小含め多数保有している【研磨機100台以上】という強みがあるからです。
様々な素材に対し、適した加工条件(各種パラメータ、研磨布、研磨剤)が異なるため、それぞれにマシンを宛がう必要があります。これらの実現にはマシンを多台保有していないと成り立ちません。
試作加工の体制のご紹介
ニットーでは量産部隊の他、様々な未知の素材に対応するためのスペシャリスト部隊を設けております。彼らは新しい素材への加工プロセスを決定し、自分たちで加工しながら仮説→検証を繰り返し最適条件を見出しております。
人員体制
部隊メンバーは、十数名(従業員の10%以上)で編成されております。
部隊メンバーは十数名ですが、量産向けの作業者を管轄する製造部と常にコミュニケーションを取っており、人員調整することで加工のヘルプを行ってもらう事も出来、フレキシブルな対応を実現しております。
保有装置
試作専用の加工装置も多数保有しており、量産ラインに投入することなく素早いアクションが取れる体制となっており、必要に応じて量産機で試作加工する事も可能です。
また、研磨機以外の装置(研削機など)も保有しており、研磨機だけでは実現できないような難加工材にも対応しております。
測定機器
試作品を評価する測定機器も15種以上備えており、様々な評価が可能です。更に高品質な製品を追求すべく今後も新たな測定機器を検討しており、より充実していきます。
尚、仮に測定・評価できないような特殊項目でも、研究機関との繋がりにより、特別な測定を行うことも可能です。※少々お時間を頂く必要がございます
ニットーで試作を行うメリット
当社にて試作対応を行うメリットを幾つかご紹介いたします。
様々な加工ノウハウを蓄積している
「平面であれば、どんな素材でもチャレンジする精神」を持ち、それを実現可能にする研磨装置を多数保有している環境により、『様々な素材の加工条件(最適条件)』がノウハウとして蓄積されております。
難易度が高く、過去に対応を断念したような素材でも、ノウハウの蓄積量の増加により、再度トライできるような体制を構築しておりますので、断念した素材を放置する事はありません。
多くの加工ノウハウを持つ
→(ノウハウを元に)新素材にトライし、ノウハウが醸成される
→断念した素材にも再チャレンジする
→新たなノウハウを得る
当社ではこのような循環が日々回っております。
試作→量産への道筋が付け易い
当社では量産で活躍できる大型機を多数保有しております。大型機は、物量対応は当然可能な上、リードタイムの短縮が期待できます。試作は少量であるため、小型・中型機の活躍が多いのですが、量産となると大型機に活躍の舞台が移されます。その中で当社では大小の装置を保有していることから、試作から量産への移管を容易に行えます。
更に各部門の人材交流も盛んであるため、加工ノウハウの共有などがスムーズに漏れなく行えます。
開発活動と量産活動が同時に行える
量産移行した製品でも、日々の改善は重要です。当社では、試作で使用した装置をそのまま量産機に使うことが少ないため、量産を行いながら並行して試作機を用いた改善活動が継続できます。改善活動で得たノウハウを、(お客様の許可を得た上で)即量産機に転用できるので、改善の果実を得ることがスムーズ且つ速いです。
まとめ
今回は当社の試作加工対応についてご紹介させていただきました。
平面研磨は奥が深く、完成された技術では無いため、日々の探求は必須です。
そのための自社開発はもちろんのこと、日々情報収集を怠らず、当社の加工技術に反映させております。
是非とも当社へのお声がけをお待ちしております。
- コピーしました
この記事を印刷する
メールで記事をシェア

