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研磨加工における樹脂(プラスチック)とガラスの違い

このコンテンツでは見た目は似ているが特徴が違う樹脂とガラスの違いについて、特に研磨加工の面からご説明します。

樹脂とは

樹脂の詳細は、別コンテンツ(下記)をご参照ください。

樹脂(プラスチック)の研磨加工とは

 

樹脂といっても種類は多岐にわたりますが、このコンテンツではアクリル、ポリカーボネートに絞って、ガラスとの違いを説明します。研磨加工においてアクリル、ポリカーボネート、ガラスを用途に応じて使い分ける必要があります。

アクリルのメリット・デメリット

メリット

  • 割れにくく、ガラスの数十倍の強度がある
  • 熱で変形しやすいという特性上、加工がしやすく、切断する以外にも曲面や複雑な形、穴あけにも対応できる
  • ガラスと比較して軽い

デメリット

  • 表面にキズがつきやすい
  • 価格がガラスと比較して高い
  • 高温や温度変化に弱い
  • 静電気を帯びやすい

ポリカーボネートのメリット・デメリット

メリット

  • アクリルよりも更に割れにくい
  • アクリルよりも耐熱性、耐久性に優れている
  • ガラスと比較して軽い

デメリット

  • アクリルよりも表面にキズがつきやすい
  • アルカリ性の溶剤に弱い
  • 高温高湿環境に弱い

ガラスのメリット・デメリット

メリット

  • 透明度が高い
  • 硬度が高くキズがつきにくい
  • 耐熱性がある
  • 劣化しにくい
  • 静電気を帯びやすい
  • 平面性に優れている
  • 価格が安価

デメリット

  • 割れやすい
  • 曲面や複雑な形状加工、穴あけ等の加工がしにくい
  • 重い

まとめ

研磨加工における樹脂(プラスチック)とガラスの違い (1)

アクリル、ポリカーボネイト、ガラスともに透明な板ですが、それぞれにメリット、デメリットがあり、用途に応じて使い分ける必要があります。軽量、安全性(割れにくい)等の特徴を持ち合わせた樹脂がガラスの代用として様々な用途で検討されはじめています。「樹脂って研磨できるの?」というお問い合わせを多くいただくようになってきました。

お気軽にご相談ください

当社はいずれの素材の研磨加工実績があるので、お客様のニーズ、それぞれの特徴に合わせた素材のご提案、研磨加工が可能です。試作も承りますので、「今まではガラスを使っていたけど、軽量化、安全性向上などの目的で代用したい材質の研磨ができるかどうか分からない…」など課題がございましたら、せひお気軽にご相談ください。

 

 

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こんなお困りごとを抱えている方におすすめの資料です。

・高い精度の表面が求められている
・検討している素材に対して、研磨ができるか調査している

お手元に置いていただき、社内共有にもぜひお役立てください。