目次
- はじめに
- 大型基板の研磨が可能な理由
- 大型基板加工における技術開発
- 最後に
はじめに
現代の最先端技術分野において、ガラスは単なる建材としての役割を超え、ディスプレイ、光学機器、半導体基板、医療機器など多岐にわたる製品の基幹材料として不可欠な存在になっています。
これらの製品の高性能化、小型化、軽量化、そしてフレキシブル化の進展に伴い、ガラス素材にはかつてないほどの高精度な加工技術が求められています。
特に「大型ガラス(※)薄物研磨」は広面積かつ極めて薄いガラス基板の表面を高いレベルで平坦化、平滑化する技術であり、次世代デバイスの確立に不可欠な技術としてその重要性が増しています。
加えて、昨今ではガラス以外の大板基板でも高精度化が必要となっている事例も数多くあり、大型・薄物基板の重要性は日を追うごとに増しています。
※ここでは500㎜角以上のサイズを指します
大型基板の研磨が可能な理由
当社では、大型両面加工機を多数保有している事で、他社では対応困難な大型ガラスを大量に加工できます(500㎜角サイズ以上の研磨加工ができる両面加工機を18台保有)。
大型加工機は小型加工機に比べ取り扱い自体が段違いに難しく、今まで培ってきたノウハウを活かして対応しております。
更にブラッシュアップする事で、難易度が高い『大型化』と『薄物化』という加工を実現させています。
大型基板加工における技術開発
当社では「より大きな基板を、より薄くする」という技術の追求は勿論の事、以下4つのテーマに取り組んでおります。
① 基板表面の凹凸を最小限に抑える技術(高平坦化)
② 基板の厚み差を最小限に抑える技術(面内バラつきの抑制)
③ 基板の表面粗さを最小限に抑える技術(高精細化)
④ ガラス以外の素材での大板・薄型化加工技術(あらゆる素材への対応)
お客様が求める品質要求を満たすべく、日々技術を蓄積しております。
最後に
当社のキャッチフレーズである、『素材をより良く 未来をより良く』、その先にはお客様一人一人の笑顔があり明るい未来がある事を信じ、他社には真似できない加工技術をこれからも追求していきます。
「大型薄物基板の加工は先ずニットーへご相談ください!!」
試作加工を含めお気軽にお問い合わせください。