ニットーの仕事


ニットーの仕事

私たちの仕事は平らなものをもっと平らに、薄いものをもっと薄く研磨することです。

たとえばガラス。
薄くて、フラットで、つるつるで・・・一見すると、平らでゆがみのないもの。
ニットーではそんな平らなものをさらに薄くて平らになるように研磨しています。
私たちの周りで見かける数多くの製品にニット―の“磨く”技術が生かされています。
まずは、私達がどんな世界で磨いているのかご紹介いたしましょう。

平らに見えるもの。でも、実は。

平面測定器キャプチャー

▲ガラス表面を特殊な測定器を用い、
コンピューター解析したところ。

一見平らのように見えるガラス。しかしガラス表面を拡大してみると、ガラスの表面はゆがんでいることが分かります。

私たちに身近な携帯電話やノート型パソコンなどに使われている液晶ディスプレーにとって、目で見たり触ったりしてもわからないようなガラスのゆがみやキズは大敵です。

このような微小なキズやゆがみは、液晶ディスプレー以外にもIT機器などのさまざまな精密部品にとって、製品の出来上がりや性能を左右する大きなポイントになっています。

ニットーはキズやゆがみを研磨することによって取り除き、限りなく平面に近くなるように加工をしています。

極限の平面へ挑戦

では、ニット―の研磨技術はどのようなものでしょうか?ナノメートルのレベルで研磨前と研磨後のガラス表面をみてみましょう。

研磨前のガラス表面拡大図

図は、研磨前のガラスを表面を拡大した図です。表面が、でこぼこになっているのが分かります。

研磨後のガラス表面拡大図

研磨後のガラスを拡大しました。表面粗さ1オングストロームの精度です。表面が平らになっていることがわかります。

上の図は、特殊な測定装置でガラス表面を測定し、コンピューター解析で表しています。
研磨前と研磨後の差は肉眼では全くわかりません。この極限の平面ともいえる精度がIT機器などのさまざまな精密部品にとって不可欠なのです。

少し分かりにくいので、研磨前と研磨後の差を現実の世界に当てはめてみましょう。

研磨前

波の高さ15mの大荒れの海

研磨後

まったく波のない海

研磨前と研磨後では、平面の平らさが実感としてこれくらい違います。
ニットーでは、この凸凹をナノ・オングストロームの技術で研磨しています。

ナノメートル、オングストロームの世界。

では私達の身近にあるものを、ミクロの世界で体感してみましょう。

<髪の毛>

髪の毛

© 明星大学物性研究センター

<卵の殻>

卵の殻

© 明星大学物性研究センター

水素原子画像の右端にある、目盛り10個分が50マイクロメートルですので、目盛り1個分が5マイクロメートルとなります。ニット-の技術はオングストロームですので、この目盛り1個分にたいして、50000分の1の精度で研磨が可能なのです。1オングストロームはちょうど水素原子の直径にあたります。

ナノメートル、オングストロームの加工技術が必要な理由

ここまで平らにこだわる技術がどうして必要なのか。 たとえば電子・光学部品。光を出す部品や光を透過させる部品。具体的にはプロジェクター・DVDの心臓部やビデオカメラなどの補正用フィルターなどは、光を屈折させたり波長を変える、または光をまっすぐに通さなければなりません。しかし、ガラス表面にゆがみがあると光が設計した方向以外に屈折してしまうことがあります。そのため、表面の歪みをできるだけ少なくする必要があります。そこで、ニットーの研磨加工技術でフィルター表面のゆがみをできるだけ少なくなるように研磨します。

たとえば携帯電話。新しい機種が発売されるたびに薄く・軽い製品が店頭に並びます。さまざまな技術の集大成、というような携帯電話ですが、ここにも研磨加工技術が生きています。それは、携帯電話の液晶ディスプレー。携帯電話のディスプレーは、数年前と比較して半分以上薄くなっています。この薄型化・軽量化が実現したのもディスプレーを研磨加工しているからです。

このように、実はみなさんの身の回りにニットーの研磨加工技術が生きています。

研磨を前提としたニット―の技術分野

ニット―の技術は、極限の平滑度、平面度を得意分野としながら、自社開発の両面研磨機を200台以上保有、フォトマスクの平面加工における1オングスローム(1000万分の1ミリ)の表面粗さなどの生産性と精度の両立や、加工形状・素材の多様性、設備工程の充実によって、お客様のニーズに即した製品を数多くリリースしています。

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